気をつけたいポイント

在宅介護をしていると、「どうしても出かける用事がある」「体調不良で、介護できない」「介護疲れにより、精神が不安定になっている」等の理由から、介護が必要な家族の面倒を見ることができないという事態が生じることがあるだろう。そんな時に助けてくれる仕組みがショートステイである。
短期間だけ要介護の家族を介護老人福祉施設に預けることができるのだ。そこで要介護の家族は、日常生活のサポートを受けたり、レクリエーションを楽しんだりすることができる。

ショートステイを利用するときに気をつけなければいけないのが、怪我や体調不良である。環境が大きく変わるため、転倒事故が起こりやすい。また、慣れない環境は要介護の家族にとって大きなストレスになり、体調を崩したり、気持ちが不安定になったりすることもあるのだ。
またショートステイでは、要介護の家族の情報が介護老人福祉施設にうまく伝わらずに事故が起こることがある。中でも、徘徊歴の有無、失禁、誤飲は必ず伝えておかなければならない。事前に伝えなければならないことを書き出して確認しておくと、情報の伝え忘れを防げるだろう。

在宅介護は家族の負担が大きい。その負担を軽減するためにも、ショートステイは利用していきたいサービスである。
要介護の家族を人に任せて、自分はゆっくりすることに罪悪感を覚える人もいるが、だからといって無理をして心身を壊してしまえばもっと事態は悪くなる。在宅介護をするときは、ゆっくりして疲れを取ることも大切なのだということを胸に刻んでおいてほしい。